薬剤部目標
信頼される薬剤部
正確な薬剤部
親切な薬剤部
当院の薬剤部は、現在常勤薬剤師9名、非常勤薬剤師2名、管理栄養士1名の合計12名のスタッフで、下記の業務を行っております。(H30.6.18現在)
1.調剤業務
調剤業務では、医師の処方箋に基づき調剤を行っています。
処方箋の内容について、用法・用量・投与日数・飲み合わせなど様々な確認を複数の薬剤師で行い、さらにアレルギー・年齢・体格・腎機能などの患者さん情報も可能な限り確認し、調剤をします。
1枚の処方箋を複数の薬剤師で確認することで、処方の不備や調剤ミスなどがないようにチェックし、より安全で効果的な薬物治療を目指しています。
また、開院当初より一包化調剤を行い、薬の飲み間違いなどが起きないように工夫しています。
2.注射薬調剤業務
注射薬は、内服薬よりも効果が速やかな分、様々な危険性もあるため、適切に使用することが重要です。医師の処方に基づき、注射薬の量・投与経路・速度は適正か、混合しても問題ないか等を確認し、患者さんごとに注射薬をセットし、毎日病棟に供給しています。
この注射薬のセットには、注射薬ピッキングマシンを導入し、より効率的に業務を行っています。また、輸液内への細菌汚染防止を目的として、入院中点滴で使用する注射薬や入院・外来で抗がん剤を用いた治療を受ける患者さんの注射薬を、薬剤部内のクリーンベンチや安全キャビネットを使用し、無菌的に混合・調製しています。
3.医薬品管理業務
医薬品がいつも最適な状態で使用できるように、品質(温度、湿度、光、有効期限など)に十分注意しながら、院内で使用するすべての医薬品の管理をしています。
また、医薬品を円滑に供給するために、購入計画に基づき、適切な在庫管理を行っています。
4.薬剤管理指導業務
主に入院している患者さんに、お薬の飲み方・薬効などの説明をし、副作用の有無を確認することで、より安全で効果的な薬物治療に貢献できるよう努めています。
抗がん剤治療を受けている患者さんへ服薬指導を行う際、薬のケアだけでなく食事の面からのサポートができるように、薬剤師と管理栄養士が同行して指導を行っています。
5.DI(Drug Information)業務
院内で医療に携わる法人職員向けに、DIニュースの発行、患者さん向けに「薬と健康」という壁新聞の発行など、医薬品に関する情報を院内に発信しています。
6.その他の業務
現在、感染制御チーム(ICT)、抗菌薬適正使用チーム(AST)、栄養サポートチーム(NST)、緩和ケアチーム、乳がんチーム、糖尿病療養指導チームなどチーム医療の他、医療安全の中でも医薬品安全管理業務など、多岐にわたっています。
また、薬学生長期実務実習を受け入れ、薬学生への講義・指導を行い、後輩薬剤師の育成にも関わっています。
7.教育・研修について
学会・研修会などに参加した職員による報告会、薬剤部内での定期的な勉強会の開催などにより、薬剤部職員全体でスキルアップを目指して努力しています。